沖縄には昔から各地に馬場がありました。馬場は琉球(沖縄)では、集落内の競馬場として利用されましたが、これ以外にも農村における民俗行事や、畜産奨励会の会場としても活用される憩いの広場です。
しかし、沖縄戦で多くの馬場が破壊され、耕地や宅地に代わり元の姿を失ってしまいました。仲原馬場は県内でも数少ない往事の面影を残す馬場です。
村内を横断する国道や農道には、現在も街路樹としてリュウキュウマツ並木が残っており、とくに大木のリュウキュウマツは、琉球の時代に植林を奨励した蔡温にちなんで「蔡温松」と呼ばれています。 |