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マツ材線虫病の診断は、樹脂(松やに)の出方による診断と葉の枯れ方による診断の2種類があります。
また、宮城県林業技術総合センターにおいて開発したマツ枯死木の探索法(抜粋)を紹介します。
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マツ材線虫病にかかったマツは、樹脂(松やに)がほとんど出ないか、まったく出ません。これはマツノザイセンチュウが樹脂の通り道の柔らかい細胞をこわしてしまい、樹脂が流れなくなるためです。この症状はマツが完全に枯れる前から現れるので、樹脂の流れ出る量を確認すれば、病気にかかっているかどうかが確実にわかります。
図:小田氏より・一部改変 |
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マツ材線虫病では、葉の枯れ方にも特徴があります。
葉の変化は早いものではマツノザイセンチュウの侵入後1ヶ月ごろから始まります。はじめ古い葉(2〜3年生の葉)に変色やしおれがあらわれ、その後今年伸びた新しい葉へと進みます。新葉は赤褐色に変わり、その後色が薄れて落葉します。
葉の色の変化は、乾燥害などによっても起こります。これらの目安は図を参考とします。 |
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図注: |
いずれも苗木を使った実験によるもので、すべてがこのように変化するとは限らない。
(原図:小林、中原・一部改変) |
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マツ材線虫病による枯れ方の進み方 |
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乾燥による
初期変色 |
SO2(亜硫酸ガス)
による初期変色 |
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※詳しい解説は、PDF( PDF 159KB)かマツ再生プロジェクトホームページでご覧ください。 |
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※解説文・イラストは冊子「マツ再生プロジェクト」から引用しています。 |
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